変異型の年 2021 4 17

 日本においては、新型コロナウイルスは、
2021年が「変異型の年」となり、
新型コロナウイルスの流行が本格化した年として記憶されるでしょう。
 2020年においては、
日本国内で流行していたコロナは弱いタイプでしたが、
外国から「変異型」が入ってきて、感染状況が激変することになるでしょう。
 だからこそ、厳格な鎖国をすべきでした。
しかしながら、政府は、昨年の秋ごろから、入国制限を緩めてきました。
 現在、感染力の強い変異型が全国へ急拡大する一方で、
全国民へのワクチン接種は遅れていますので、
「我々は、無防備のまま変異型に接するのか」という不安が出ています。
 こうした状況において、現在の対策は、
「飲み会禁止令」や「宴会禁止令」のようなものですが、
今後、「行動制限」が必要となる事態が懸念されます。
 いずれにせよ、テレワーク、オンライン授業を原則として、
それが無理ならば、時差通勤、時差通学、時差昼食を励行すべきでしょう。
 2020年は、従来型の年、
2021年は、感染力の強い変異型の年となるでしょう。
 だからこそ、大いに警戒すべきですが、
多くの人には、気の緩みや油断があります。
 しかし、これから流行するのは、
感染力が強い変異型が流行するのです。
 今の状況は、たとえ話をすれば、
台所が火事なのに、居間で、のんびりテレビを見ているようなものです。
 あるいは、西洋的な言い方をすれば、
羊の群れが谷に向かって突進しているようなものです。
「これを政府は傍観していた」と後世の歴史家は言うかもしれません。
 もちろん、2020年に起こった「日本の奇跡」、
つまり、欧米は大流行したが、
日本では、あまり流行しなかったという奇跡を期待しているかもしれません。
 そういう奇跡を期待する気持ちはわかりますが、
「備えあれば患いなし」とすべきでしょう。



















































































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